日本電気硝子,仏ガラスメーカと有機EL照明部材に関する合弁事業に合意

日本電気硝子は,仏・サンゴバングループと有機EL照明用のIEL(Internal Extraction Layer : 内部光取出層)付ガラス基板の開発,製造及び販売に関する合弁事業を行なうことで合意した(ニュースリリース)。

立ち上げる合弁会社は「OLED Material Solutions」で日本電気硝子とサンバゴンの出資比率は6:4。年内の立ち上げを目指す。

有機EL照明の普及のためには,発光効率(光取り出し効率)の一層の向上が大きな課題となっている。この分野におけるサンゴバングループの先進的な基礎研究と日本電気硝子の技術やノウハウなどを組み合わせることにより,高性能なIEL付ガラス基板を製造し,世界市場に供給する。

日本電気硝子は,有機EL照明用基板として,超薄板ガラス「G-Leaf」や高屈折率ガラス基板「HX-1」等を既に開発しサンプルワークを進めている。これらと併せて今後,サンゴバングループとの協力関係のもと,成長が期待される有機EL照明市場に対して,高機能なガラス製品によるソリューションを提供し,次世代照明分野におけるビジネスの拡大を図る。