三菱電線工業,高出力レーザ伝送用光ファイバ「D600シリーズ」の量産販売を開始

三菱電線工業は,ファイバレーザや半導体レーザなどのマルチキロワットクラスの高出力レーザに対応した伝送用光ファイバ「D600シリーズ」の量産販売を開始した(ニュースリリース)。

今回販売する伝送用ファイバは接着剤を使用しないで組み立てられており,レーザ入射時のパワー密度を低減させる大型石英ブロック(ARコート付)を採用している。また,クラッドモード伝播光を除去するクラッドモードストリッパ,コネクタを冷却する水冷機構,温度センサやコンタクトスイッチ,断線検知機能など各種の安全インターロック機能を装備。各種コア径の円形コアや方形コアファイバといった多くの種類の光ファイバに対応できる。

主な仕様は伝送波長400~2100nm,コア径50/100/200μm(標準),開口数(NA)0.20,ケーブル長50m(最長)。