三菱化学は,ローソンファーム秋田から植物工場システムを受注したと発表した(プレスリリース)。施設面積656㎡,栽培面積 760㎡で,ベビーリーフを栽培する。計画収穫量は,店頭販売用が約20t/年,中食原材料用が約11t/年となっている。
ローソンファーム秋田は,ローソンが今年1月に設立した全国で12番目となる農業生産法人で,ローソンファームとしては初めて植物工場システムにより野菜を栽培する。
今回三菱化学が販売する植物工場システムは,LED照明や蛍光灯によって植物の光合成を促す完全人工光型で,光のほかにも温度,湿度,養分などの育成環境を最適な状態に制御することにより,気候に左右されることがなく,年間を通じて同じ品質の野菜を栽培することができる。また,土を使わない水耕栽培で,かつ農薬を使用しないため,洗わなくても食べられる。
この植物工場で栽培・収穫されるベビーリーフは,10月下旬より東北および関東地区のローソン,ローソンストア100、ローソンマートにて販売される予定。また,上記のローソン店舗で販売するパスタやサラダの材料としても使用される。