シャープは可視光感度590mVを実現し,近赤外光下での撮影にも対応した監視カメラ向け1/3型200万画素CCD「RJ33N3AA0LT/RJ33N3AD0LT」を開発,発売する(ニュースリリース)。
監視カメラは防災・防犯の監視・記録用や交通監視用,工場の製造ラインなどの産業用として普及が進んでいる。近年ではネットワークに対応したカメラの需要が高まっており,昼夜を問わずに鮮明な映像を遠隔地から確認するために,高解像度で高感度なイメージセンサが求められている。
今回開発したCCDは光電変換領域を拡大させることにより,業界最高とする可視光感度を実現。可視光より波長の長い近赤外光下での撮影にも対応し,明るいシーンから肉眼ではとらえることが難しい暗闇のシーンまで鮮明に撮影できるとしている。また,フルハイビジョン画像を1秒間に50枚出力することで滑らかな映像を実現し,高性能なネットワークカメラにも活用できるという。サンプル価格は4,000円で,量産を2014年6月10日より開始し,月2万個を生産するとしている。