ショットモリテックス,16Kラインスキャンカメラ用レンズを発売

ショットモリテックスは,16K(16000画素)カラーラインスキャンカメラに対応したマシンビジョンレンズ「ML-F90C-07」を開発,4月30日より販売を開始した(プレスリリース)。価格は35万円(税抜)。

このレンズは,高密度実装による配線基板のファインピッチ化,LCDパネルの高精細化の市場トレンドを受け,より高い検査精度を必要とするハイエンドアプリケーションの顧客をターゲットとして開発された。

最大の特長は,150lp/mm以上の解像力を実現したことで,それにより,最新の16k/3.5μmの高画素ラインセンサの能力を引き出し,より高精度な検査アプリケーションに対応することが可能となった。

また,レンズの口径を従来比20%アップしたことで,4倍以上の明るさを実現した。これにより,高速処理が必要なアプリケーションに対しても十分な性能を発揮する。さらにRGBがカラー補正されているため,忠実な色の再現を必要とするカラー処理にも適している。

同社は今後,ハイエンドラインスキャンカメラ向けに「ML-F90C」シリーズとして,順次ラインナップを拡充していく予定。