東芝は,HDMI®入力の4K ウルトラHD映像信号をMIPI® Display Serial Interface(DSI)出力に変換する,業界初のインタフェースブリッジIC「TC358870XBG」を製品化した。4月末からサンプル出荷を開始し,9月から量産出荷を開始する。
新製品は,最大で30fpsの4KウルトラHD(3840×2160画素)に対応し,入力された映像を左右に分割し,それぞれの映像を2つのMIPI® DSIリンクから出力。ヘッドマウントディスプレイなどの高精細映像のリアルタイム表示に対応する。
また,60fpsのWQXGAや120fpsのフルHDの高フレームレートに対応するとともに,低遅延を実現することにより,リアルタイムの高精細映像の表示が可能で,臨場感あるゲームやバーチャルリアリティ向けのアプリケーションの開発に貢献する。
さらに,HDMI®オーディオ入力に対し,I2S,TDM,およびSLIMbus®への変換をサポートしており,セットの仕様に合わせたオーディオ出力の選択が可能となっている。
詳しくは東芝 プレスリリースへ。