日本レーザーは,独Sympatec社より新たに発売された,粒度分布測定装置「HELOS」用の分散アダプタ「INHALER」の販売を4月1日より開始する。
乾式粒度分布測定装置のパイオニアである「HELOS」は,粉末,エマルジョン,サスペンション,スプレーミスト等の試料をそのままの状態で測定できるレーザ回折式のオフライン粒度分布測定装置。
システムは,測定部本体と分散ユニットがそれぞれ独立しており,測定対象物に応じて分散ユニットを選択し測定部本体と組み合わせて使用する。本体測定部は全ての分散器に共通しているため,分散器の拡張が可能になっている。
今回発売する「INHALER」は,「HELOS」の拡張分散ユニットであり,あらゆるインヘラー(吸入器)の検査・開発のために最適化されている。このユニットをレーザ回折式センサHELOS/BRの測定ゾーンに取り付けることで,定量噴霧式吸入器(MDI),ドライパウダー吸入器(DPI),ネブライザーの粒子について測定できる。
測定範囲は0.25~1750 μm。ネブライザーの空気流量や傾斜角はソフトウェアでコントロール可能。また環境温度,湿度,圧力に対する空気流量などは保存される。毎秒2000個までの粒子の粒度分布について,積算時間測定・時間分解測定できる。
この製品はHELOSの分散ユニットの一つであり,HELOSシステム内で使用する。従来モデルのHELOSを使用中のユーザにはユニット単体での販売も行なう。
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