NEDOと英国のBIS( ビジネス・イノベーション・技能省) ,DECC( エネルギー・気候変動省) 及びマンチェスター市は,同市で実施するスマートコミュニティの実証プロジェクト(2014~2016年度)について,共同でプロジェクトを推進することで合意,協力協定を締結した。
このプロジェクトでは,マンチェスター市内の公共住宅600軒にヒートポンプを設置し,日本の情報通信技術(ICT)で各住宅のヒートポンプをコントロールすることで,小口の電力ユーザーの電力需給調整能力を検証する。電力調整量をまとめることで,広範な電力市場とのさまざまな取引を可能にするとともに,英国内の給湯・暖房エネルギーをガスから電力にシフトを促すことで,低炭素化を目指す。
電力市場において,小口電力に関する情報を一括してとりまとめ,負荷調整能力を提供するサービスについては,まだビジネスモデルが確立されておらず,実証段階ながら世界初の事例となる。
この実証事業には,NEDO とBIS,DECC,マンチェスター市の他,日本側からは日立製作所,ダイキン工業,みずほ銀行が参画。英国側からはWigan and Leigh Housing,Northwards Housing,Six Town Housing の3住宅公社及びElectricity North West(地域配電企業)が参画予定。
詳しくはこちら。