シャープは,安全対策の周辺部品を一体化し,「レーザ製品の安全基準クラス1」を実現した3次元センサ用のアイセーフ対応赤外高出力半導体レーザ「GH4837A1TG」を業界で初めて開発,4月18日より発売する。サンプル価格は5,000円(税抜)。
3次元センサは,ゲーム機のジェスチャー入力などの用途で使用されている。その光源にはエネルギー密度が高い赤外半導体レーザが使われており,人間の眼に対する安全対策として拡散板などの周辺部品が必要となる。
このデバイスは,レーザ光を散乱させる独自構造の光学素子を一体化させることにより,眼の網膜に安全な露光量を定めている「レーザ製品の安全基準クラス1」を実現した。安全対策用の周辺部品が不要となり,3次元センサの機構設計を簡素化するとともに小型化が図れる。また,光ディスク用半導体レーザで培った端面窓構造の採用などにより,最大光出力700mWと電力変換効率36%を実現した。
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