東芝,プラスチック光ファイバを用いた低消費電流光伝送モジュールを発売

東芝は,DC~10Mb/sまでの信号をプラスチック光ファイバ(APF)を使用して,最大100mまで通信を行なうことができる,低消費電流な光伝送モジュールを製品化し,4月から量産を開始する。

これは同社の光伝送モジュール「トスリンク®」の新しいラインアップとなるもの。独自の高出力赤色LEDを搭載することにより,40~100mの伝送距離を6mAの駆動電流で動作可能となった。また,0.2m~50mの伝送距離では1.5mAの駆動電流で動作可能であり,従来製品と比べ約90%の消費電流を削減している。

光受信モジュールは,フォトダイオード,増幅回路,波形整形回路(ATC回路)を内蔵したワンチップ受光ICを採用し,20mA(最大)で動作させることができる。パッケージは水平タイプと垂直タイプの2種類,各送受信4製品をラインアップに追加する。

産業用機器や制御機器,風力発電・太陽光発電システム,アミューズメント機器等への応用を見込んでおり,高速・長距離かつ低消費電流の省エネ光通信の実現に貢献することが可能になるとしている。

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