住友化学は，2014年4月より高分子有機EL照明パネルの販売を開始すると発表した。これに先駆け，ドイツ フランクフルトで開催される世界最大級の照明・建築技術見本市「Light + Building（ライト・アンド・ビルディング）2014」に，同社の高分子有機EL照明を展示する。

今回は昨年までのパネルに対して鮮やかな色合いが特徴なほか，パネルの2色塗分けによる「デュアルカラーOLED照明パネル」の量産技術を確立。これも同時に発売する。

パネルのサイズは94×94mm。フレームを含む厚さは2.5mmとなっている。緒元は色によって異なるが，緑色のパネルの場合，輝度は300 cd/㎡，寿命は7万時間（輝度70%）を達成したとしている。パネルのみと電源モジュールを付属したタイプがあり，価格はそれぞれ異なる。

同社ではこのパネルを照明器具メーカをはじめ，装飾向け照明として，デザイナーや店舗などに販売していく考えだ。

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