日本レーザーは,カナダGenia Photonics社の新製品「コヒーレント・ラマン分光システム」の販売を2014年3月1日より開始した。概算の予定価格は4000万円~。
この製品は,同期ファイバレーザとPMT, APD 等の高感度ディテクタを用いて,分子トレースの検出・分析を行なう高機能な固体・液体・気体の定量分析装置。採用されている同期プログラマブルレーザは最高1000 cm-1/sで,スペクトロメータ無しでも高速の測定が可能。
システムは完全なコンピュータ制御となっており,グラフィカルなユーザインタフェースにより,システムを簡単に操作し,測定サンプルの情報を高精度で正確に表示できる。
コヒーレント・ラマン分光のほか,CARS, FM-CARS, SRS, FM-SRS, 分子分光(2825~3000cm-1, 液体も可能)にも適している。