京セラは,同社初となる単結晶シリコン太陽電池モジュール(セル変換効率19.0%)を製品化し,京セラソーラーコーポレーションを通じて,今年4月より,国内住宅市場向けに本格投入する。新製品は,国内向けに展開している「ECONOROOTS®」シリーズをはじめとした住宅用太陽光発電システムの新たなラインアップとなる。
日本では限られた屋根面積でより多く発電させるため,太陽電池モジュール1枚あたりの高出力化が求められており,同社は発電効率の高い単結晶シリコン太陽電池の研究開発を進めてきた。
今回,単結晶シリコン太陽電池において,高品質かつ長期信頼性を確保する技術を確立することができたことから,国内住宅用向けとして,従来の多結晶シリコン太陽電池に加えて,本格的に市場投入する。
将来的には,単結晶シリコン太陽電池のセル変換効率を現在値の19.0%(量産レベル)から,将来的には22.0%以上まで向上させる計画。また同社は,単結晶,多結晶シリコン太陽電池をセル工程から量産する体制を国内で唯一確立したとしている。
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