コーニング,サムスンコーニングプレシジョンマテリアルズの買収を完了

コーニングインコーポレイティッドは,韓国のLCDガラスメーカであるサムスンディスプレイとの間に設立した非連結合弁会社,サムスンコーニングプレシジョンマテリアルズ(SCP)の支配権を,1月15日付で取得したと発表した。

この買収に伴い,コーニングはサムスンディスプレイに対して額面約19億ドルの新規転換権付優先株を発行。サムスンディスプレイは,さらに4億ドルの新規転換権付優先株を購入し,コーニングに対する追加投資を行なった。

コーニングは今回の買収が,同社に重要な財務的,戦略的メリットをもたらすものと位置づけている。グローバルなフュージョンガラス製造プラットフォームの完全支配権を取得することで,より柔軟な資産の活用が可能になるだけでなく,操業効率性を向上し,特殊ガラス市場における新たな商機が手にしやすくなるとしている。

今回の買収により旧SCP組織および運営は,コーニングプレシジョンマテリアルズコリアという新たな名称の下,段階的事業統合計画に沿ってコーニングディスプレイテクノロジー部門に合併される。

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