スペクトラ・フィジックスは,多波長光エネルギー検出向け小型マルチチャンネル分光計エンジン「OptoFlash™」の国内販売を開始した。この逆多重化オプティカルエンジンはカスタマイズしやすく,200~900nmの範囲内より選択した24の標準波長オプションの中から,10の波長チャンネルを設定することが可能。 また,免疫診断機器で一般に使用されている16の標準設定より設定することもできる。
元々臨床用の化学分析器用として開発されたもので,高速・高線形性かつ,迷光を最小限に抑えている。また,各波長におけるスペクトラム情報を瞬時に提供するため,小型,軽量,単一筐体デバイスを要するOEM用途に適している。
また,オプティカルエンジンにはシリコンディテクタ,ビームステアリングオプティクス,及びNewport社のオプティカルコーティング技術を用いて製造した光学フィルタが組み込まれている。コンパクトでシングルパッケージの40ピン DIPデザインを採用することで,フィルタホイールに通常必要とされるいくつかの駆動部品などを排除し,効率的に小型化,軽量化,簡素化を実現した。
免疫診断検査,環境モニタリング,比色分析といった用途向け分光計器にはもちろん,新規または既存の単一コンポーネントによる容易なインテグレーションが必要とされる,OEMアプリケーションに対しても適している。
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