キヤノンは来年1月下旬より発売を予定する業務用30型4Kディスプレイ「DP-V3010」を,パシフィコ横浜で開催している画像機器展(12月4日~6日)にて展示している。
同社は昨年,試作機を公開して4Kディスプレイを開発していることを公表しているが,当時は表示方式を開示していなかった。弊誌では,同社が以前研究を行ないながら,世界的なパネル価格の下落により製品化をあきらめた,SED方式による再挑戦の可能性を考えていたが,今回の発表でパネルはIPS液晶であることが示された。
このディスプレイは映像制作向けのもので,カメラ技術を持ちながら出力デバイスを他社製品に頼ってきた同社にとって,悲願とも言える製品。正確な色表現が可能になっているという。価格は約300万円と伝えられている。詳細なスペックについては公式HPにアップされている。
また,昨年の試作品をOPTO.TVが取材しているので,こちらもご覧いただきたい。