GEヘルスケア・ジャパン,デジタルブレストトモシンセシスを発売

GEヘルスケア・ジャパンは,従来のマンモグラフィの課題であったデンスブレストの視認性向上や,要精検率の低減を可能にすることが期待される新技術を搭載したデジタルブレストトモシンセシス「SenoClaire(セノクレア)」を11月1日より発売した。

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「SenoClaire」は,マンモグラフィの最上位機種「Senographe Essential」のオプションとして、1回の撮影で検査部位に異なる角度でX線を連続パルス照射し,撮影後コンピュータによって画像を再構成することで任意の複数断層画像を一度に得る技術。奥行き方向のデータも収集し,薄いスライスに画像再構成して観察することによって,これまで困難であった乳腺の重なりを解消し,より精度の高い情報を得ることを可能とした。

乳腺構造が発達して乳房領域が真っ白な領域で覆われる「デンスブレスト」は,欧米人に比べて日本人の乳房に高い頻度で出現する傾向にあると言われており,マンモグラフィによる撮像で白く描出される腫瘍との判別がしづらいという課題がある。「SenoClaire」は,このような従来のマンモグラフィの課題であった「デンスブレスト」の視認性を向上させ,要精検率の低減を可能にすることが期待される新技術。画質とX線照射線量,圧迫時間のバランスを考慮し,検査時の乳房への負担を軽減させながら高精度なトモシンセシス画像を実現する。

特に,画像再構成に逐次近似法(ASiRDBTアルゴリズム)を採用したことで,従来の画像と比べ,アーチファクトを除去することが可能となり,微小な関心部位をよりクリアに表現することができるようになったという。

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