東芝は,スマートフォンやタブレットなどの携帯機器向けに,19nm第二世代プロセスを用いたNAND型フラッシュメモリチップを採用した,32GBと16GBの組込み式NAND型フラッシュメモリ(e・MMCTM)を製品化し,11月下旬から量産を開始する。
新製品は,今年9月に開催されたJEDECで正式に策定された e・MMCTM Version 5.0に準拠し,19nm第二世代プロセスを用いたNAND型フラッシュメモリとコントローラチップを一体化した制御機能付の組み込み式NAND型フラッシュメモリ。最先端プロセスを採用したNAND型フラッシュメモリチップを使用することにより,従来製品に比べてパッケージサイズ面積が22%小型化した。
また,新規高速インターフェース規格HS400の適用,コントローラの処理能力向上,書き込み処理の最適化などにより,従来製品に比べて読み出し速度が64%,書き込み速度が32GBで38%,16GBで25%,高速化した。なお,4GB,8GB,64GB,128GBの製品も順次量産を行なう予定としている。
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