近畿大学医学部病理学講座主任教授の伊藤彰彦氏、広島大学原爆放射線医科学研究所 助教の見前隆洋氏らの研究チームは、喫煙が招く代表的な肺の病気である肺気腫の発症メカニズムを発見した。
肺胞上皮細胞に固有の接着分子(細胞同士を接着する蛋白質の一種)の切り株が肺胞上皮細胞内のミトコンドリア(細胞内小器官の一つ)に集積することで、肺胞上皮細胞の死滅を招くことがわかった。
今回の研究成果を応用することにより、これまで開発困難とされていた肺気腫に特化した治療薬を、新たに開発することが可能になると考えられる。
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