浜松ホトニクスは、レーザ核融合発電を目指す大出カレーザ開発部の拠点である産業開発研究所(浜松市西区)に,世界最強の100ジュール級超高出力半導体レーザ励起高繰り返し全固体大出カレーザの応用研究に向けて,第1研究棟西側新造成地にレーザ照射棟の建設に着工する。竣工は2014年10月を予定。
新しい照射室は,現在の照射室より約4倍広く,容積比で約5倍になる。レーザ照射室では,100ジュール級のこのレーザを用いて,高繰り返しレーザ核融合発電に向けた基礎研究をはじめ,レーザによる電子加速とプラズマ工学の基礎研究,レーザによる超高圧発生と新材料創生に関する基礎研究,レーザによる高繰り返し量子ビーム発生の基礎研究と医療への応用研究などを実施する。このレーザは,ターゲット上での照射効率も高く,従来に比べ,核融合反応が50倍以上発生する可能性があるとしている。
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