グローバル インフォメーションは,市場調査会社ElectroniCastが発行した報告書「Fiber Optic Circulators Global Market Forecast & Analysis 2012 – 2017 (光ファイバサーキュレータ:世界市場の分析と予測)」の販売を開始した。
2012年から2017年の間に光サーキュレータの市場規模総額は8.4%の年平均成長率で成長を続けると予測されている。消費総額は,量的な拡大によって増加はするが,それが平均単価の低減によって若干相殺された形の額になる見込み。
光サーキュレータ市場は次に示すポート数を持った光サーキュレータで構成されている。すなわち3ポート,4ポート,ならびに4ポートを超える光サーキュレータ。この調査レポートによれば光サーキュレータの消費総額は2013年には2億2850万米ドルに達する見込み。2013年については,3ポートの光サーキュレータが80%の市場シェアを保持するものと見られている。2013年には,3ポート光サーキュレータの市場総額の70%を大分超える分が通信用に用いられている。
同調査レポートの市場予測期間全体にわたり,通信分野が支配的な市場シェアを維持する見込み。ElectroniCast社の市場予測ならびに分析調査結果によれば,専門用途向け(研究開発用,センサ用,試験機器用,石油/ガス用,その他)が第2位の位置を維持する見込みとなっている。
メトロアクセス向けの光ファイバの敷設,また急速に増大しているバンド幅の必要性を満たすためずっと継続して要求されているネットワーク性能の向上,そして光ファイバ・ネットワークの監視機能や試験機能を追加する必要性などにより,着々と光サーキュレータの使用量が増加している。
国内地上幹線や海底ケーブルシステムがTb/sの通信速度に近づくに伴い,光サーキュレータなどの高性能光ファイバ部品が,膨大な数の必要チャネル数を獲得できるようチャネル間隔を狭めたDWDMシステムを実現するための重要要素となっている。光サーキュレータはエルビウム添加の光ファイバー・アンプ(EDFA)や,光ファイバーセンサ,高密度波長分割多重方式(DWDM),光アド・ドロップ・マルチプレクサ(OADM),光時間領域反射測定(OTDR光ファイバ試験機器),双方向伝送システム,分散補償ファイバ,またその他のデバイスと共に使われる。
同調査レポートによれば,2013年においては3ポート光サーキュレータが金額で80%の市場シェアを保持するものと予測している。
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