東京農工大、等身大表示可能な大画面裸眼立体表示を実現

東京農工大学大学院工学研究院准教授の高木康博氏は、等身大の裸眼立体表示を安価に実現するタイリング型大画面裸眼立体表示技術を開発した。

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これは,それぞれが数十インチの画面サイズをもつ多眼表示モジュールを縦横に隙間なく並べて、大画面表示を実現するもの。フラットパネルディスプレイとレンチキュラレンズで多眼ディスプレイを構成し大型レンズで拡大結像することで、枠なし表示面を実現する。表示面にもレンズを用いることで、立体像を観察できる視域を制御する。

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今回は、解像度4k2kの液晶ディスプレイとフレネルレンズを用いて画面サイズ27.4インチで解像度320×200の多眼表示モジュールを実現した。4台の多眼表示モジュールを縦方向に並べて62.4インチの表示面を実現し、等身大表示を可能にした。パブリックビューイング、広告、超臨場感コミュニケーションに利用されることが期待され、本技術の利用により、大画面立体映像の普及が急速に進むことが見込まれる。

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