パナソニックは,期高温環境下での光反射性に優れた白色LEDリフレクタ用の熱硬化性プラスチック成形材料「フルブライト FULL BRIGHT」を開発した。 LEDの高輝度に伴い,照明,液晶モニタのバックライトなどで一般に使用されるナイロン系樹脂は,LEDからの発光,発熱により変色することで光反射率が低下し,輝度が下がる課題があった。
同社では,2.0Wクラス以下を対象にナイロン系樹脂製リフレクタ材に比べ,長期高温,UV環境下でも優れた光反射率を維持するLEDリフレクタ用の熱硬化性プラスチック成形材料「フルブライト FULL BRIGHT」を開発,サンプル対応を5月より開始した。今後,中・高輝度LEDが使用されるLED照明,液晶モニタのバックライト,産業機器,自動車などの屋外用途などへ提案を図る。
この製品は熱硬化性樹脂変性技術,フィラーや添加剤などの配合技術をベースにしており,ナイロン系樹脂と比較し,熱,UVによる耐変色性に優れ長期高温環境試験(150℃ 1000時間後)の光反射率を15%以上,長期高温UV環境試験(UV環境下で140℃ 1000時間後)の光反射率を40%以上向上させることに成功した。
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