日本板硝子,高断熱複層ガラスの国内生産能力を増強

日本板硝子の子会社である日本板硝子ビルディングプロダクは,2013年6月に高断熱アルゴンガス封入複層ガラスの生産能力を約5割増強する。設備増設工事は6月末にも完了し,今後も需要の拡大に合わせて順次生産能力を増強する。

高断熱アルゴンガス封入複層ガラスは,採光性を損なうことなく,2枚のガラスの間(中空層)に,普通の空気に比べ熱伝導率が低い不活性ガスであるアルゴンガスを封入することで,高い断熱性能をもたせた複層ガラス。中空層が空気の複層ガラスに比べ断熱性能は40%高い値を示す。

環境に対する負荷低減につながる省エネや節電意識が高まる中,ハウスメーカ各社でも高断熱アルゴンガス封入複層ガラスの採用・標準化の動きが急速に高まっており,今後も順調な需要の増加を見込めることから,今回の生産体制の拡充の運びとなった。

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