DNPと,ノートパソコンやタブレット端末の製造受託大手の台湾Quanta Computer Inc.は,カラーマネジメント用LSIの共同開発に関して業務提携を締結した。DNPは,回路設計の後,本年後半には当LSIの製造を開始し,Quantaは当LSIを搭載したノートパソコンやタブレット端末の量産を2014年1月に開始する。
このLSIにより,パソコンとタブレット端末に表示される画像をより実物に近い色調に補正することができる。また,機器の違いによるディスプレイ上の色調のばらつきを最小限に抑え,機器や端末の信頼性を高めることができる。
さらに同一画面内の明るい部分と暗い部分を認識し,適切なコントラストに補正する英国のアピカル・リミテッド社の技術に加え,画像内のノイズを除去するDNP独自の機能を搭載。同時に,ディスプレイのバックライトの出力(輝度)を30%まで下げても最大出力時と同等の画質を表現できる。
今回の業務提携によりDNPは,2014年度に50億円の売上を目指す。
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