リコー,生産ライン検査用「被写界深度拡大カメラ」を発売

リコーは,従来のカメラに比べ(同社比)被写界深度が約3倍に拡大した「リコー 被写界深度拡大カメラ」を7月上旬より発売する。焦点距離やF値の違うレンズ8機種とセンサ種類の異なるカメラ本体3機種の中から組み合わせ,用途に適したカメラを選べる。価格はオープン。

1

カメラとの距離が異なる複数の被写体であっても,解像度と明るさを犠牲にせずに,レンズの角度や距離などを調整することなく撮影ができるので,これまで複数台のカメラや目視により確認していた生産ライン上の検査などでに適しており,コスト削減と生産性の向上が可能になる。

一般的なカメラでは絞りを絞ることにより被写界深度を拡大するので画像が暗くなるが,この製品は,専用レンズと画像処理ソフトウエア内蔵の専用カメラから構成されており,明るさを維持したまま被写界深度を拡大して撮影でき,強力な照明も不要となる。

詳しくはこちら。