日立ハイテク,車載インフォテインメント向け HDMI / MHLスマートフォン統合ソリューションを公開,デモを「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展 2013」で公開する。
同社が提案するAPIX2ベースの「ポートエクステンダ」ソリューションは,HD解像度スクリーンのリアルタイムミラーリングと高品質オーディオに対応し,1本の4芯ケーブルだけで12mまでの通信を可能にするもの。
APIX2は自動車向け高速シリアルデータ通信リンクで,電流の変化によって高速データ転送を行なえる電流差動伝送CML(Current Mode Logic)を採用し,周囲へのノイズを抑え,大量の映像データを伝送することができる。
具体的には下り3Gb/s,上り187.5Mb/sの転送レートを実現し,完全に独立した複数のデータフォーマットやプロトコルのリアルタイム同時通信が可能。1本の4芯シールド・ツイスト・ペアケーブルで,2 本の非圧縮HDビデオストリーム,マルチチャンネル・オーディオ,100Mb/sのイーサネット・データ通信を実行できる。プログラマブル・デジタルフィルターとアルゴリズムの最適化によって最長12mの通信ができ,ケーブルの経年変化にも対応する。
今回のデモでは米アナログ・デバイセズ社のHDMI対応APIXトランシーバ「ADV7680」と独INOVAセミコンダクターのディスプレイ向けAPIXレシーバ「INAP395R」を紹介。これら2製品にはいずれもINOVAが開発した最新世代のAPIX2技術が搭載され,最大2本の高画質ビデオストリームと8チャネルオーディオの高帯域幅デジタルコンテンツ保護(HDCP1.4)をサポートする。
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