防災研、雪の荷重による家屋倒壊のメカニズムを解明

防災科学技術研究所では、季節にかかわらず雪氷寒冷環境が再現できる雪氷防災実験棟を用いて、近年増加している大雪による家屋倒壊の原因解明のための模型実験を行なった。

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屋根の雪が地上の雪とつながった場合には、屋根雪の荷重に加えてその周辺の地上雪の荷重も家屋にかかること、また、暖気の通過後に寒気が襲来すると、いったん融けた雪面が堅くなり、屋根雪と地上雪の連結部の強度が大きくなるとともに地上雪の建物に及ぼす影響範囲が拡大することによりさらに荷重が増大することが明らかになった。

これらのメカニズムが家屋倒壊の原因の一つになっていると考えられる。

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