東大、冠動脈狭窄症の血液検査法を新開発

東京大学医学部附属病院 循環器内科・ユビキタス予防医学講座 特任准教授の鈴木亨氏、東京大学大学院医学系研究科 循環器内科学教室 前教授の永井良三氏、教授の小室一成氏は、島津製作所 基盤技術研究所 主任研究員の藤本宏隆氏と共同で、質量分析計を用いて新しい血液検査法を開発した。

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動脈硬化などにより狭くなった冠動脈をカテーテルで治療した後に、その治療部位が完治したかどうか確認する手段は心臓カテーテル検査が標準となっているが、この検査は身体への負担が大きく、費用も高額になる。そのため、心臓カテーテル検査に代わる簡易な検査法が求められていた。

これにより、冠動脈カテーテル治療後の再狭窄の診断において、心臓カテーテル検査を受ける必要があるかどうかを簡単に検出することができるようになり、身体への負担を軽減できる新しい検査方法となることが期待される。

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