富士通セミコンダクター、 接近物検知機能を搭載した車載向け画像処理LSIを発売

富士通セミコンダクターは、車載向け高性能グラフィックスSoCの第三世代品「MB86R24」を開発し、関連ソフトウェアとともに8月よりサンプル出荷を開始しする。サンプル価格は5000円。CPU・GPU性能の向上により高速処理および鮮明な画像表示を実現すると共に、6本のフルHDビデオ入力、3本のディスプレイ出力機能を搭載し、多彩な入出力制御を可能にした。

これらの機能により、車両の全周囲を自由な視点かつ3D映像で確認できる「全周囲立体モニタシステム」において、人や自転車などの接近物を見落としなくドライバーに知らせる「接近物検知機能」の搭載が可能になった。 この「接近物検知」アルゴリズムは、富士通研究所と共同開発したものであり、世界で初めて「全周囲立体モニタシステム」上で同時動作する。

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さらに、これまで個々のディスプレイに対し個別に表示制御を行っていた、 電気自動車のバッテリー情報、カメラ映像情報、ナビ情報、スマートフォン連携・クラウド連携情報などといった、人と車、さらには外部とをつなぐ様々な情報を集約し、一元制御する「統合HMIシステム」も実現する。

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