ニデック,オートレフケラトメータの新機種を発売

ニデックは,屈折度測定装置の最新機種となる「オートレフケラトメータ ARK-1(エイアールケイワン)」シリーズの2モデル「ARK-1s」と「ARK-1a」を同時に発売する。オートレフケラトメータは眼の屈折度と角膜のカーブを測定するための測定装置。

新製品は,従来の「中心のみの計測範囲(Φ1~3.5mm)」と「より広い範囲(Φ1~6mm)」での測定結果を比較することで,瞳孔の大きさが暗所などで広がった場合の視力への影響を評価することができるようになった。

1

また,調節力を測定する機能(AI アコモドメータ機能)を追加。これは,水晶体を膨らませて近くにピントを合わせる力である調節力が,加齢や疾患などで弱まることがあるため,本機能により得られた数値を基にし,加入度数を予測するもの。 また,調節反応を確認しながら固視標の距離をコントロールしているため,調節力が弱い患者に対しては測定時間の短縮が可能となる。

さらに,徹照像撮影機能を追加。眼底反射光を利用した徹照像から,おもに水晶体の混濁の様子を観察し,混濁状態を数値化する。混濁状態を定量的に示したデータを用い,白内障患者へ適切な指導ができる。

2モデルのうち「ARK-1s」は,眩しさを意図的に作り出して視力測定をおこなう機能(グレア機能付見え方比較)を追加している。

詳しくはこちら。

 

当社は、これからも多様なニーズにお応えし、高い精度でみなさまの負担を軽減する装置の開発をおこなっていきます。