トプコン,2周波GNSS受信機 2機種を発売

トプコンは,GPS,GLONASS,QZSS(準天頂衛星),Galileoからの信号を受信する能力を備えた2周波GNSS受信機「HiPer V」と「GRX2」をそれぞれ5月に発売する。

「HiPer V」「GRX2」は,アンテナ,受信機に加え,送受信タイプの小エリア無線機までも内蔵したオールインワン設計。ボディーには耐環境性能に優れた軽量なマグネシウムを採用。日本におけるGNSSを利用する測量作業に幅広く対応し,測量業務の大幅な効率化・省力化を実現する。

「HiPer V」はGNSSボードに,同社が独自に開発した先進のVanguard TechnologyTMを搭載した。チャンネル数が226チャンネルと従来機に比べ約3倍以上に増えるほか(従来機は72チャンネル),信号受信能力が大幅に向上されることで,今まで以上に高感度かつ安定したGNSS観測が行なえる。

1
「HiPer V」

「GRX2」はクラス1のBluetooth®無線デバイスを標準で搭載。受信機をアンテナタワー等で高所に設置しても,地上からワイヤレスでコントロールできる。また,両機種共に小エリア無線機も内蔵し(GDMタイプならびにGGDMタイプ)RTK観測時において,基準局,移動局とも無線機との接続が不要となり,完全ケーブルレスな作業環境を実現する。さらに,コントローラー(オプション)にWi-Fiテザリングが可能なスマートフォンを組み合わせることにより,ネットワーク型RTKにおいてもケーブルレスなシステム構築が可能。

2
「GRX2」

「HiPer V」について詳しくはこちら。

「GRX2」について詳しくはこちら。