九大ら,使用済蛍光管からのレアアースリサイクル共同プロジェクトを開始

福岡県,福岡県リサイクル総合研究センター,三井金属鉱業,日本イットリウム,ジェイ・リライツ,九州大学教授の平島剛氏が平成23年9月に開始した,共同プロジェクトの成果である,使用済蛍光管に含まれるレアアースを取り出し,再び蛍光管に使用するレアアースリサイクル事業が本格的に開始した。使用済蛍光管からレアアースを回収する事業は全国初。

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蛍光管には,イットリウム,ランタン,セリウム,テルビウム,ユーロピウムの5つのレアアースが蛍光粉として使用されているが,まずは含有量が多いイットリウム酸化物を取り出し,事業を促進する。日本イットリウムでは年間約100トンの廃蛍光粉の処理(約60トンのレアアースの製造)が可能。最大量での処理ができれば,蛍光体レアアースの国内需要の約12%相当を生産することになる。

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