NTTドコモは，災害に強く環境に優しい携帯電話基地局の導入を目的に，「グリーン基地局」を開発し，昨年より試験稼働していたが，4月より現在運用中の携帯電話基地局3局（東京都，神奈川県，山梨県）においてグリーン基地局設備を増設し，フィールド試験を開始する。今後，同様の取り組みを2013年度上期までに，合計10局まで拡大する。

グリーン基地局とは，太陽光発電によって自立的に日中の電源を確保する携帯電話基地局。災害時，携帯電話基地局への商用電源の供給が滞った場合でも，太陽光発電単独で携帯電話基地局を運用し，日中の携帯電話の通信を確保する。 また，大容量サイクル型蓄電池（ニッケル水素電池およびリチウムイオン電池）を備えており，夜間など太陽光発電で電力が賄えない場合でも，携帯電話基地局を長時間バックアップする。

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