ラピスセミコンダクタ,三菱電機,日本オクラロ,ルネサスエレクトロニクス,住友電気工業は3 月13 日(米国時間)に,CFPなど40Gb/s プラガブルトランシーバに用いる送信用小型光デバイス(TOSA)および受信用小型光デバイス(ROSA)の新たな仕様を公開した。この仕様は,40Gb/s シリアル伝送用小型光デバイスのマルチソースアグリーメント(XLMD2-MSA)に基づくもの。
現在の300 ピンMSA トランシーバーではXLMD-MSA準拠のTOSA・ROSA が広く採用されているが,CFP2/4 MSA のコンセプトが紹介されて以来,40Gb/s 小型プラガブルトランシーバの実現のためには,新たな低背・小型のTOSA・ROSA が不可欠になる。今回のMSA は,40Gb/s シリアル伝送用プラガブル光トランシーバモジュールに搭載される互換性ある40Gb/s 伝送用小型光デバイスの確立を目指すものとなっている。
このMSAの仕様は,以下の互換性ある光デバイスの共通の機構寸法,40Gb/s 光トランシ
ーバのプリント基板設計に適合する共通インタフェース,ピン配置とピン機能定義,共通の電気および光学特性を含む。
①冷却型ドライバー内蔵EMwL TOSA
②冷却型ドライバー非内蔵EMwL TOSA
③冷却型DML TOSA
④非冷却型DML TOSA
⑤PIN-TIA ROSA
これらの仕様は,XLMD-MSA web サイトで入手可能。
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