古河電工,100Gb/s光デジタルコヒーレント伝送向け小型ITLAを製品化

古河電気工業は100Gb/sの超高速光デジタルコヒーレント伝送システムのキー部品となる,小型ITLA(Integrable Tunable Laser Assembly)を開発し,サンプル提供を開始した。

今回開発した小型ITLAは,従来ITLAと同じ規格(通信プロトコル,光-電気特性)を維持したまま,小型化,低消費電力化を実現した光源で,小型化(従来の1/2以下サイズ,45mm×20mm)を実現するために,これまでに培ってきた高精度光部品組み立て・固定技術を用いて,小型パッケージモジュールを開発した。回路側も,レーザ駆動回路やデジタル回路の工夫により小型化を図った。また,低消費電力化(従来比20%削減)を実現するために,狭線幅レーザチップの性能を向上させている。

さらに,高出力・狭線幅の特性に加え,小型,低消費電力,OIFにて標準されている規格に対応する。今後,サンプル提供を行なうとともに,量産も計画している。

古河ITLA