新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と東京電力が共同で千葉県銚子市の沖合約3kmの海域に設置した、国内初の洋上風力発電設備(出力2,400kW)の完成にともない、3月4日、運転開始式を行い本格的な実証運転を開始した。
この設備は、風車の基礎部分を海底に固定した着床式で、沖合に設置するのは国内で初めて。実際に洋上風車で発電した電力を陸上に送電することで、風車の信頼性や継続的に発電を行うために不可欠なメンテナンス技術など、沖合洋上風力発電の導入や普及に必要な技術の確立を目指す。
NEDOの洋上風力発電等技術研究開発では、日本海側でも実証研究を予定しており、福岡県北九州市の沖合1.4kmの海域で洋上風力発電施設(同2,000kW)の建設を進めている。
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