ドイツ・トルンプは,高出力ピコ秒レーザ「TruMicro5070/5270」の2機種を開発し,国内市場での販売を開始した。既に1台を納入したという。
ピコ秒レーザには同社独自の技術であるディスク型レーザがシード光に採用されている。ピコ秒レーザでは瞬時に材料を蒸発させるので,熱影響のない加工が可能だ。今回市場投入するのは1030nmと515nmの波長で,出力は100Wと60W。最大パルスエネルギーは250μJ,150μJで,繰返し周波数はいずれも400~600kHzとなっている。
ピコ秒レーザは太陽電池パネルのアブレーション加工など様々な応用が展開されているが,特に自動車部品(電装部品)加工への導入が進んでいる。