独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,隊列を形成した複数のトラックを,操舵制御と速度制御により安全で効率的な走行を可能にする自動運転・隊列走行等の成果を,産業総合研究所つくばセンターのテストコースで公開した。これは自動車交通分野の省エネルギー対策を追求したNEDOのエネルギーITS推進プロジェクトによる成果。
NEDOは2010年9月に大型トラック3台で時速80km,車間15mの隊列走行による成果を公開したが,今回,技術を高度化させてより近距離(15m→4m)の隊列走行を実現した。将来的に実用化が進めば15%以上の省エネルギー効果が期待できる。
また,技術の汎用性を向上させ隊列走行の早期実用化につなげるため,車車間通信を用いた車間距離制御と前方障害物認識技術を日本の大型車メーカ4社の大型トラックに適用し,CACC(Cooperative Adaptive Cruise Control)の実験車4台を製作した。
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