サンゴバンとコーニング,自動車向け合弁企業を設立

高機能材料や建設用材料の設計,製造および販売を行なうサンゴバン・セキュリットとコーニングインコーポレイティッドは,両社が自動車向け軽量ガラスソリューションの開発,製造および販売を行なう合弁会社を折半出資で設立する契約を締結したことを発表した(ニュースリリース)。

この合弁会社は,世界の自動車市場需要に応えるために製造施設を建設する予定。

新たな合弁会社は,両親会社による独自のシナジー効果を活用し,自動車市場にイノベーションをもたらしていく。超薄型 Corning® Gorilla® Glass for Automotive と,サンゴバン・セキュリットの自動車用ガラスおよびウィンドウ技術により,従来のソリューションより大幅に優れた軽量性,強度,光学的品質を兼ね備えた合わせガラスが誕生するとしている。

これらの薄型・軽量自動車用ガラスソリューションは,自動車のあらゆる合わせガラスとして用いることが可能であり,車体の大幅な軽量化を実現する。これにより,燃費の向上や環境への影響軽減,車両操縦性の向上が望めるという。

さらに,同合弁会社の先進自動車ガラスソリューションにより,自動車メーカーによるヘッドアップディスプレイ映像性能の向上など「未来の自動車」開発も可能になるとしている。