フィリップス・レスピロニクスと京都府立医科大,「ITを用いた高齢者における転倒・転落監視システム」の共同研究に着手

フィリップス・レスピロニクスおよび京都府立医科大学は共同で,文部科学省の科学研究費の費用により,「フィリップス緊急通報サービス」の転倒検知機能を利用し「ITを用いた高齢者における転倒・転落監視システム」の有用性についての研究を6月より開始する。

日本の高齢者(65歳以上)の事故種別割合をみると,一般負傷で搬送された高齢者のうち、「転倒」と「転落・滑落」合わせて8割以上を占める。しかも転倒事故の半数以上の56.7%は自宅で発生しており,生活の中心である場所での危険が多いことを示している。

このような高齢者の転倒に関する実情を背景として,フィリップスは京都府亀岡市の協力のもと,京都府立医科大学と共同で,高齢者の方に実際に「フィリップス緊急通報サービス」のペンダントを1年間装着してもらい,一般の見守りサービスや緊急通報システムでは対応できない転倒・転落を検知自動で通報する独自のサービスの有効性について検証する。

無題

これはペンダントが転倒・転落を検知した場合,自動的に安全サポートセンター(コールセンター)を呼び出し,応答員が装着者の状態や持病・既往歴などを確認し,駆けつけ可能な協力者に救助を依頼することで,転倒・転落の早期発見につながるもの。

詳しくはこちら。