「量子雑音マスキングによる暗号化光ファイバ通信システム」
玉川大学 量子情報科学研究所 教授 谷澤 健 氏
Society5.0を支える基盤として、光ファイバ通信は大きな役割を担っている。光通信システムは大容量・長距離化に向けて技術革新が進んでいる一方、高いセキュリティーの実現はシステムに新たな価値をもたらす。本セミナーでは、光ファイバからの盗聴を防ぐために光信号レベルで暗号化を行う、Y-00光通信量子暗号の研究を紹介する。この暗号では、共通鍵を用いて多値信号変調を行うことにより、量子(ショット)雑音の影響で盗聴者が誤りなく受信できない状況を作り出す。光ファイバ通信の高い通信性能(大容量・長距離)を損なうことなく、高い安全性を実現できる特徴がある。講演では、研究背景を紹介した後に、この暗号化方式の原理と特徴を説明する。そして、我々のグループを中心として、近年の研究成果を紹介する。
- 参加費:
- 光協会賛助会員:1,500円(1回につき・消費税込み)
一般:3,000円(1回につき・消費税込み)
大学・公的機関:無料(学生・院生含む)
(銀行振込でお支払いください。) - 定員:
- 90名
- URL:
- http://oitda.or.jp/main/monthly-j.html
- 備考:
- HP(http://oitda.or.jp/main/monthly-j.html)の記載に従って、メールでお申し込みください。
お問合せ先:一般財団法人 光産業技術振興協会 マンスリーセミナー担当 瀬戸山
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FAX: 03-5225-6435
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