第41回レーザセンシングシンポジウム (LSS41)

第41回レーザセンシングシンポジウム (LSS41)

日時:
会場:
文部科学省研究交流センター(〒305-0032 茨城県つくば市竹園2-20-5) 現地対面(LSS基礎セミナー、口頭発表、ポスター発表、企業展示)+オンライン(LSS基礎セミナー、口頭発表配信と質疑応答)
主催:
一般社団法人レーザセンシング学会

           41 回レーザセンシングシンポジウム開催趣意書
                        第 41 回レーザセンシングシンポジウム
                            実行委員長 気象研究所 酒井 哲

 レーザセンシングシンポジウムは、1972 年に開催された第 1 回レーザ・レーダシンポジウムから始まり、第 12 回からは現在の名称に変更され、今日に至っています。本シンポジウムは国内最大のレーザレーダ(ライダー)に関する学術会議であり、ライダーを代表とする様々なレーザセンシングに関わる全国の研究者や技術者の発表と情報交換の場として機能しています。
 第 1 回レーザ・レーダシンポジウム開催に際して、日本のライダー研究の先駆者である稲場文男東北大学教授を会長としてレーザ・レーダ研究会が組織され、シンポジウムの継続的な開催やレーザセンシング技術の向上と普及に関する活動を進めてきました。また、レーザ・レーダ研究会は、日本で開催された過去 3 回の国際レーザレーダ会議(ILRC)(1974年仙台、1994 年仙台、2006 年奈良)の現地実行委員会を構成するなど、国際的な活動にも大いに貢献してきました。2018 年からは「レーザセンシング学会」と改称し、新たに学会としての活動をスタートさせ、2022 年 2 月には「一般社団法人レーザセンシング学会」として正式に法人登記されました。なお、本年は研究会の発足から 51 周年にあたり、シンポジウムは通算 41 回目となります。
 レーザセンシングシンポジウムでは、ライダー、レーザ、レーザ分光、レーザ計測など、幅広いレーザセンシング技術の開発と応用に関する学術成果や、今後の研究についての提案・展望などが幅広く発表されます。ちなみに、前回は 2022 年 9 月 1-2 日に福山大学を本部としてハイフレックス形式(福山大学社会連携推進センターと Zoom によるオンライン)で開催され、現地 55 名、オンライン 30 名の参加者があり、口頭 26 件、ポスター22 件の発表と企業展示 7 件が行われました。 本年は、つくば市の文部科学省研究交流センターを主会場として開催することになりました。
 第 1 回目のレーザ・レーダシンポジウムが開催されてから 51 年が経過した今では、ライダーを搭載した衛星が地球を観測し、自動車の安全装置や工場での製品検査で利用され、さらにはスマートフォンに搭載されるなど身近な技術となっています。今後も自動運転分野での普及や生体計測等分野への応用が期待されます。本シンポジウムはこれまでレーザセンシングの装置開発、計測・計装技術、データ解析、運用技術など、様々な技術分野の専門家に加え、大気・海洋・気象・環境科学関係の研究者が発表および情報交換を行う場として、重要な役割を担ってきました。今回のシンポジウムでも、急速に発展するレーザを中心とした光センシングに関する幅広い分野の話題を取り上げる予定です。今回の会場となるつくば市は、研究機関が集積した科学技術拠点都市であり、現在では 2万人を超える研究者を有する我が国最大のサイエンスシティとなっています。レーザセンシング技術に関連した現地研究者との交流も期待されます。
 研究者ならびに技術者、協賛企業の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

お問合せ先:第41回レーザセンシングシンポジウム実行委員会 酒井 哲
TEL: 029-853-8583
E-mail:lss41-exe@laser-sensing.jp