フジクラは,新型単心光ファイバ融着接続機「41S」の発売を2018年9月より開始する(ニュースリリース)。
この製品は光ファイバを載せるV型の溝が可動し,光ファイバの外径の位置合わせを行ない接続する,外径調心タイプの光ファイバ融着接続機。光ファイバカッタとの無線通信機能を搭載しており,光ファイバカッタで切断した光ファイバをセットした際に,光ファイバ端面の切断形状が切断刃の摩耗によって悪化したと判断した場合,無線通信機能を用いて光ファイバカッタの切断刃を摩耗していない位置へと自動変更する。この新機能により,切断刃の摩耗による接続品質不良を,接続作業者は意識することなく回避できるという。
なお,切断刃の残り寿命は画面に表示されるため,切断刃の交換時期を推察することも可能。さらに,融着接続後の接続損失推定においては,溶融接続中のコアの熱発光を画像処理で測定することにより,外径調心タイプの同社従来機よりも,接続損失の推定精度が向上しているという。