4. まとめ
本稿では,協調ロボットの表面全体を覆う近接センサーを実現することを目的に我々が提案した近接覚皮膚センサ及びToF・静電容量複合センサを紹介した。本技術は,協調ロボット以外に様々な分野に応用できると考える。今後更に研究を進めることにより実用化を目指す。それに伴い本技術にご興味のある方はご相談頂きたい。
謝辞
本研究の一部は,JSPS科研費19K14952の助成を受けたものである。
2)辻聡史,小浜輝彦,“近接測定のためのToF・静電容量複合センサの提案”, ROBOMECH2019, 2P2-U02, 2019
3)辻聡史,ロボットセンサ,特願2018-185211
4)平成25年12月24日付基安安発1224第1号
5)KUKA LBR iiwa, https://www.robots.com/series/kuka-collaborative-robot-series, access date: July 16, 2019
6)BOSCH APAS, https://www.bosch-apas.com/en/home/, access date: July 16, 2019
7)S. Tsuji and T. Kohama, “Proximity and Tactile Sensor Using Self-Capacitance Measurement for Human Collaboration Robots”, IEEJ Transactions on Sensors and Micromachines, Vol. 138, No. 1, pp. 2-8, 2018
■Fukuoka University, Japan
(月刊OPTRONICS 2019年9月号)
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