大日本印刷の子会社の大日本商事は,ハロゲン灯やメタルハライド灯と同等の光量を保持しながら燃料コストを大幅に削減できる,漁業の“集魚灯”に用いるLED水中灯システムを5月10日に発売する。
最新のハイパワーLEDの採用と,海水を利用した冷却設計により,1,000W以下の電力でハロゲン灯4,000Wに相当する光を発生できる。LED灯はハロゲン灯と比較して,消費電力を約75%削減できるため,発電機の燃料コストも75%削減可能。燃料コストの抑制に貢献する。
プランクトンを誘引する白色光と,魚を直接刺激する緑色光は,それぞれ発光光度を0%~100%の間で任意に設定できるほか,交互に点灯させることもできる。オプションで点灯間隔の変更や,緑色のLEDを青色へ変更,ストロボ発光などが可能で,これらを組み合わせることで,漁獲対象に合わせてオリジナルの点灯パターンを設定できる。
さらに,潜水作業艇(ROV:Remotely Operated Vehicle)の技術を応用しており,水深300mでも使用可能となっている。
詳しくはこちら。