九大、高性能ネオジム磁石に添加したレアアース金属原子の可視化に成功

九州大学大学院総合理工学研究院准教授の板倉賢氏らは、世界最高レベルの磁気特性を有するネオジム磁石において、保磁力を飛躍的に向上させるジスプロシウム元素の置換サイトを直接可視化することに世界で初めて成功した。

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これは九州大学超高圧電子顕微鏡室に設置されている世界最高感度の元素分析 X 線検出器を装備した原子分解能収差補正走査・透過電子顕微鏡「JEM-ARM200F」により実現したもので、高価で希少なレアメタルを低減した高性能磁石を開発する上で大変重要な知見。

また、ネオジム磁石のような実用金属材料について元素を識別した原子像の取得は世界初であり、学術的にも工業的にも意義ある成果。

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