情報通信研究機構(NICT)は,平成26年4月から,JR西日本などの協力を得て,大阪ステーションシティにおいて実証実験を行なう。この実験は,ICT技術を用いて人の流動等を把握し,災害発生時の安全対策等への利用可能性を検証するもの。それに先立ち,平成25年11月から実証実験環境の設置を開始する。
実験は,大阪ステーションシティ内に映像センサを設置し,映像センサにより施設内の状況を映像データとして取得する。得られた映像データは,施設内において,特定の個人が識別できない形に処理を行なったのち,処理後のデータを用いて,人の流量や滞留の度合い等の時間毎変化の集計や統計処理を行なう。
統計処理後のデータについては,施設管理者に提供し,災害発生時における迅速かつ適切な避難誘導等の安全対策検討への利用可能性について検証する予定。実験実施期間は,平成26年4月から約2年間を予定している。
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