三菱化学は,植物工場システムをツダコマ・ゼネラル・サービスに販売した。この植物工場システムは面積250m2(内栽培室 125m2)の工場内に設置,内部を適温に保つ空調設備,屋内での光合成を可能にする照明設備を完備し,水は循環して再利用される。内部はウレタン樹脂を用いた8段の栽培棚が4基並んでおり,1日あたり15kgのベビーリーフを採集することができる(栽培期間21日)。
また,この植物工場システムには,三菱化学が販売するアモルファスシリコン型薄膜太陽電池「ジオアシートPVTM」計36枚が採用され,植物工場システムの照明等への電力供給に使用されている。同太陽電池は,従来の結晶シリコン型太陽電池に比べて軽量で施工が容易であるため,積雪の多い地域でも建物の屋根部分に過度の負担を与えることなく設置できる点が評価され,今回の採用となった。
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