光科学技術研究振興財団は,会長の晝馬輝夫氏による長年にわたる光科学技術分野の発展への貢献をたたえ,光科学の基礎研究および光科学技術の発展に貢献した研究者を顕彰する「晝馬輝夫 光科学賞」を創設する(ニュースリリース)。4月2日(月)から募集を開始し,受賞者には賞状,賞牌および副賞500万円を贈呈する。
同財団は,浜松ホトニクスを主な出捐者として1988年12月に設立され,今年で30周年を迎える。設立以来,光科学技術の高度化と新しい科学の創造に貢献するとともに光科学技術の振興を図り,科学技術と産業,経済の発展に寄与することを目的とし,光科学および光科学技術に携わる研究者の助成,表彰を行なってきた。
同財団の設立発起人で浜松ホトニクスの名誉会長でもある晝馬輝夫氏は,光科学技術の重要性をいち早く見抜き,多様な光検出器などを提唱および実現することで光科学技術分野の発展に貢献してきた。今回,30周年を迎えるにあたりその功績を記念し,従来の表彰に代わる「晝馬輝夫 光科学賞」を創設する。
従来の表彰は,将来への期待を込め若手研究者を対象としてきたが,この顕彰は,独自に独創的な研究業績を挙げ日本の光科学の基礎研究や光科学技術の発展に貢献したと認められる,学識経験者からの推薦を受けた45歳未満の研究者を対象とする。
2018年度の募集期間は,2018年4月2日(月)から6月29日(金)。受賞者の決定は2018年11月末,授賞式は2019年3月初旬となっている。詳細は同財団HPにて掲載する。